長3度、短7度?音程の数え方を解説!【音楽理論】

こんにちは!@funmusic12です。

音楽理論を勉強していると
長3度、短7度、完全5度など
色々な音程が出てきます。

数字の前に長・短・完全などの言葉がついて、
ちょっと複雑!これって何?
という方に向けて音程の数え方について紹介していきます。

「完全系」と「長短系」

こちらのページで、
音程は度数で表すと紹介しました!

音程(「ド」が基準)
Cメジャースケールの音程

1度、2度、3度・・・と
基準の音からの音程を表しているのですが、
これではまだ完璧ではないのです。

正確に表すには
この度数の前に「長」「短」「完全」「減」「増」などの
接頭語をつける必要があります。

そして接頭語のつけ方は、
「完全系」「長短系」の2種類に分かれています。

まず、「完全系」「長短系」の2種類をみていきましょう!

完全系

1度・4度・5度・8度の音は完全系です。
完全1度、完全4度、完全5度、完全8度と呼びます。

完全系の音程

この「完全」という言葉、英語にすると
Perfectです。パーフェクト。

同時に鳴らすとキレイにハモっているので
「完全」と覚えると良いと思います。

長短系

2度・3度・6度・7度の音は長短系です。

短2度、長2度、短3度、長3度、
短6度、長6度、短7度・長7度
と呼びます。

長短系
長短系

覚え方

冒頭で紹介したメジャースケールを見てみましょう。

このメジャースケールに
「完全」「長」「短」の接頭語をつけて音程をみていきましょう。

Cメジャースケール

なんと、メジャースケール では「完全」と「長」の音程しかありません

なので、音程を知りたいとき、
メジャースケールにある音は「長」
メジャースケールになかったら「短」
とも考えられます。

例:CとA♭の音程を知りたいとき

Cメジャースケールの構成音は
「C、D、E、F、G、A、B」ですね。
Aの音は6番目なので6度、
A♭は、Cメジャースケールにないので
CとA♭の音程は短6度
とも考えられます。

増・減音程

これまでにみてきた「完全系」「長短系」から、
さらに半音広がると「増音程」
半音狭くなると「減音程」と言います。

例えば、CとF♯の音程をみてみましょう。

CとFの音程は完全4度ですね。
(FはCメジャースケールにあるから)
そこからさらに半音上がっているので
CとF♯の音程は増4度となります。

CとF♯の音程

では、BとFの音程はどうでしょうか。

Bメジャースケールは
「B、C♯、D♯、E、F♯、G♯、A♯」です。
♯がたくさん出てきましたが、大丈夫です。

Bメジャースケール

ここから、BとF♯の音程は完全5度であることがわかります。
(BメジャースケールにF♯があるため。)

FはF♯を半音下げた音なので、
BとFの音程は、減5度となります。

Bメジャースケール

 

最後にCとD♯の音程はどうでしょうか?

CとDの音程は[長2度](ドラッグしてみてください)
D♯はDの半音上の音なので、
CとD♯の音程は[増2度]です。

※ちなみに、増音程から半音上げると「重増」減音程からさらに半音下げると「重減」と言います。すごく重い感じですが、あまり出てこないので省略します。

まとめ

1度・4度・5度・8度の音は「完全系」
2度・3度・6度・7度の音は「長短系」
(「短4度」「完全2度」など存在しません。)

覚え方は
・メジャースケールにあったら「完全」「長」、なかったら「短」
・「完全系」「長短系」から、さらに半音上下すると「増・減音程」でした。

表にまとめました。
音程が半音広くなると1つ右の枠に
半音狭くなると、1つ左の枠になります。

一覧表

はじめは音程を把握するのに時間がかかりますが、だんだんと慣れてきます!
曲を聞いたときに、この音同士の音程はどのくらいなんだろう?と考えてみるのも良いですね!

ほぼ勢いで書いているので、わからないという方は
質問やコメントなどお待ちしております!(@funmusic12

それでは!