耳コピできる人に憧れますよね。
ピアノがあればどんな曲でも伴奏付きでサッと弾けてしまう。
「なんてかっこいいんだろう。」
と思いつつもなかなかやり方がわからない。
そんな方のために、誰でもできる耳コピのやり方を紹介します!
「音楽経験がない…」
「音感がない…」
という方も大丈夫です。
耳コピをやってみることで次第に音感はついてきますし
コード進行の流れを理解するのにもとっても役立ちます!
ではではいってみましょう!
もくじ
1、目指す耳コピのレベルについて
まずは、目指す耳コピのレベルについてです。
今回はこのくらいを目指します。
聴いてみてください。(音量注意)
今回はスピッツのチェリーを耳コピすることを目標にします!
右手でメロディーを弾いて、左手で和音を押さえられるくらいを目指しましょう。
2、準備するもの
目でみて鳴らした音がわかる、鍵盤楽器を用意しましょう。
ピアノやキーボード、電子ピアノがいいですね。
スマホのピアノアプリでもOK!
3、耳コピの方法
耳コピの順番です。
色々な方法があると思いますが、僕は以下の順番でやっています。
Ⅰ、メロディーをコピー
Ⅱ、ベースをコピー
Ⅲ、コード(和音)をコピー
Ⅳ、メロディーとコードを一緒に弾く
Ⅰ、メロディーをコピー
まず、曲の一番最初の音を鍵盤で探します。
最初の音と鍵盤の音が一致したら、あとはひたすらコピーしていきます。
音源を聴く
↓
鍵盤で弾く
↓
音源を聴く
↓
鍵盤で弾く
↓
・・・・・
の繰り返しです。
こんな感じになりましたか?(音量注意)
初めて耳コピすると、ここが1番キツイです。
メロディーをコピーできた時の達成感を想像しながら(笑)頑張りましょう。
この部分は「慣れ」としか言いようがないです。
つまり、コピーした分だけ、次にコピーするのが楽になります。
達人レベルになれば、聴いた瞬間にメロディーが弾けるようになります。
1つ、朗報です。
曲のメロディーって、12個ある鍵盤(1オクターブ、ド~ドまで)のうち、7~9個くらいしか使ってませんよね。気付きましたか?

耳コピするときに鍵盤の図を書いて、出てきた音に印をつけてみましょう。
スピッツのチェリーでは、メロディーに
C、D、E、F、G、A、Bの7つの音だけが使われていますね。

メロディーにどの音が使われているかわかると、
後々ベースの音をコピーするときに役に立ちます。
Ⅱ、ベースの音をコピー
メロディーの次は、ベースの音をコピーします。
なぜかというと、ベースの音がわかると、そのときに鳴っているコードを把握しやすくなるからです。
いや、「ベースの音がわかる=ほぼコードがわかる」といっても過言ではありません。
というわけで、ベースの音をコピーしましょう。
だいたいで大丈夫です。
やり方はメロディーの時と一緒です。(スパルタですね、、、)
ベースの音も基本的には、メロディーで使われている音と同じです。
だからメロディーの時に鍵盤の図を書いた人は、ベースの音の候補を7~9個に絞れるので楽ですね。

以下、見本ですが、こんなにリズムまで細かくなくて大丈夫です。
Ⅲ、コード(和音)をコピー
ベースのコピーができたらコード(和音)をコピーしましょう。
コピーというよりも、推測していきます。
ここが推測のポイントです。
鳴っているコードは、
ベースの音から1個飛びの音、
ベースの音から1個飛びの音から、さらに1個飛びの音
であることが多いです。
例えば、ベースの音がGの場合、
Gから1個飛びの音のB、さらに
Bから1個飛びの音のD、を合わせて
つまり(G、B、D)であることが多いということです。

ベースの音をヒントにして鍵盤の図を見て、鍵盤を鳴らしながら、
いい感じのコードになるか、耳を使って探っていきます。
Ⅳ、メロディーとコードを一緒に弾く
メロディーだけの練習、コードだけの練習をやって
両手で合わせてみましょう。
4、耳コピするのにオススメの曲
自分の弾きたい曲、好きな曲をコピーしましょう。
それが一番楽しいです。
ですが、弾きたい曲のコピーが難しすぎるという人もいるのでは?
ということで、コピーするのに優しい曲を紹介します。
1、Stand By Me
メロディーは聞きなじみがあり、使われているコードの種類が少ないので、最初の曲に最適です。
2、マリーゴールド(あいみょん)
あいみょんの曲はコード進行がシンプルでわかりやすいです。
3、チェリー(スピッツ)
ハ長調(Cメジャーキー)で基本的に白鍵しか弾かないので比較的簡単。
コードのほとんどがシンプルなダイアトニックコード(そのキーの和音)なのもあって、優しめです。
まとめ
今「できない」と考えている方も大丈夫です。
耳コピしているうちに音感がついてきます。
初めから「完璧にコピーしようぞ」よりも
「だいたい適当でOK」くらいの心持ちの方が楽しく続けられます。
僕の音源も適当だったりします。
やってみようと思った方は是非メロディーのコピーからチャレンジして
いろんな曲を弾いてみましょう!
それでは!