ダイアトニックコードを導き出そう!【音楽理論】

ダイアトニックコード

こんにちは!

音楽理論を学び始めると出てくるダイアトニックコード。

これがわかると、作曲や編曲、耳コピにとっても役立ちますよ!

今回の目標

Cメジャースケールのダイアトニックコードを導き出そう!

ダイアトニックコードとは

ひとことでまとめると

「あるスケールの構成音でできたコード(和音)の仲間たち」

のことです。

ダイアトニックコードのみで曲を作ると、1つのスケールの音しか使っていないことになるので、
よく言えば、シンプルでまとまりのある曲に仕上がります。 (cf:スピッツのチェリー)
悪く言えば、盛り上がりどころに欠けた平坦な感じになります。

ダイアトニックコードを導き出そう

では、Cメジャースケールのダイアトニックコードを導いてみましょう。

まず、Cメジャースケールの構成音は「C、D、E、F、G、A、B」ですね。

Cメジャースケール
Cメジャースケールの構成音

それぞれの音に、3度上の音を重ねます。

3度の音を追加
3度上の音を追加

さらに3度上の音を重ねます。

さらに3度の音を追加
さらに3度上を追加


すると、7つの和音が出来上がりましたね。

出来上がった7つのコード(和音)
Cメジャースケールダイアトニックコードといいます。

Cメジャースケールのダイアトニックコード
Cメジャースケールのダイアトニックコード

C、Dm、Em、F、G、Am、Bm(♭5)
の7つのコードがCメジャースケールのダイアトニックコードです。

ダイアトニックコードの導き方は、
スケールの構成音の3度上に音を重ねていくだけ。
簡単ですね。

3和音と4和音のダイアトニックコード

3和音のダイアトニックコードの3度上に、もう1つ音を足すと、4和音のコードになります。

3和音のコードは別名「トライアド」
4和音のコードは別名「セブンスコード」とも呼びます。

ダイアトニックコード(4和音)
セブンスコード

ダイアトニックコードを理解するメリット

良いことばかりなのです。

コードを選びやすくなる

作曲の際に、コード進行で迷わなくなります。
ちなみに、ダイアトニックコードを適当に繋げるだけで、曲っぽくなります。

曲の仕組みを理論的に捉えられる

自分が「いいな~♫」と思った曲を真似するのが簡単になります。

耳コピが楽になる

耳コピの際に、曲のキー(調)を把握しておくことで、鳴っているコードを推測しやすくなります。なぜなら、1曲のうち80パーセントくらいはダイアトニックコードが使われているからです。(スピッツのチェリーはほぼ100%ダイアトニックコードです。)

「曲のキーがわかる」=「曲のダイアトニックコードがわかる」
ということなので、曲のキーがわかった瞬間に、曲の8割くらいのコードは予想がつくということです。すごくないですか!?

まとめ

ダイアトニックコードの導き出すことができましたか!?

次回、コードネームとか、ディグリーネームとか、書きたい内容がたくさんあるので、楽しみにしていてください!

質問もお待ちしております!

それでは。